韓国語の接続詞!これだけ覚えればOK!

みなさま韓国語の接続詞はご存知ですか?「근데(クンデ)」や「하지만(ハジマン)」等、韓国人がよく使っているものは聴き慣れているはず。
では、実際に会話では接続詞使っていますか?
うう・・・接続詞は飛ばして喋っているかも・・・
聴き慣れていても、実際自分が使うとなると難しいもの。会話のなかでは、とっさに接続詞が思い浮かばなかったり、韓国語を話すことで夢中で接続詞まで気が回らなかったり。
接続詞は最悪なくても大丈夫。会話は通じます。でも接続詞があれば、ぐっと話の内容が伝わりやすくなりますし、韓国語が上手だな、という印象を与えることができます。
接続詞の有無でどのように印象が違うのか、一度日本語で確認してみましょう。
今日は時間がなかった。宿題ができなかった。
今日は時間がなかった。だから宿題ができなかった。
どうでしょう?
「だから」があるか、ないかの違いですが、後者の方が意味や文脈が伝わりやすいことは一目瞭然。これは韓国語でも同様で、少し接続詞を付け加えてあげるだけで、文章が自然に伝わるようになります。
接続詞の種類はたくさんあるので、一気に覚えようとするとパニックになります。いろいろありすぎて、逆にどれを使えばいいかわからない・・・なんてことも。
今回は初心者でも使いやすく、必要最低限の接続詞を集めてみました。これだけでも使えるようになると韓国語力はアップするはず。
今日の目標:接続詞を混ぜて話せるようになる!
順接の接続詞
順接とは「前文に理由や原因があり、後ろに結論や結果」を表すために使われる接続詞のことです。「だから」や「そのため」等が順接に当たります。
그리고(クリゴ):それから
- 사과도, 그리고 배도 좋아한다(りんごと、それから梨も好きだ。)
- 비가 그쳤다. 그리고 푸른 하늘이 펼쳐졌다(雨がやんだ。それから青い空が広がった。)
『그리고』は前文の事象(雨が病む)があった結果(青い空が広がる)を繋げる接続詞。また例文1つ目のように並列としても使うことができます。
그래서(クレソ):だから
- 한국을 좋아해요. 그래서 한국어를 공부해요(韓国が好きです。だから韓国語を勉強します。)
- 피곤했다. 그래서 일찍 잤다.(疲れた!だから早く寝た)
『그래서』は前の原因(疲れる)があった結果(早く寝た)を繋げる接続詞。「그래서」は前文に理由をいう時に使うことができます。
『그리고』『그래서』は発音しやすく、聞き取りもしやすい。そして使用頻度も高いので、絶対覚えるべき接続詞。
逆接の接続詞
逆接とは、矛盾・対立した2つの文を繋げるための接続詞です。「しかし」「けれども」等が逆説にあたります。
하지만(ハジマン):でも
- 돈이 있어. 하지만 틈이 없어(お金はある。だけど暇がない。)
- 한국을 좋아하다. 하지만 한국 요리를 안 좋아하다(韓国が好きだ。だけど韓国料理は好きじゃない。)
日本語で「だけど〜」という時にそっくりそのまま使えます。
同様に使用できる接続詞で『그렇지만(クロジマン)』もあります。「〜지만(ジマン)」が来ると逆接かな?と思っておくと聞き取りやすいです。
그래도(クレド):それでも
- 그래도 할 말 있어(それでも文句があるか。)
- 그래도 승진은 나쁘지 않아(でも昇進は悪くない。)
これも日本語と同じ感覚で「それでも〇〇だ。」という時に使えます。
「그리하여도(そうするにしても)」「그러하여도(そうであっても)」を略したのが『그래도』です。
その他の接続詞
順接・逆接が一番よく使われる接続詞ですが、
또(ット):また
- 카페 또 식당에서 먹읍시다(カフェか食堂で食べましょう。)
『또』は並列を表す接続詞です。
並列は前と後ろの文章を並べる時に使います。「また」「および」等が並列にあたります。
『또』は単語同士を繋げて「AまたはB」のように使用できます。『또』だけでも大丈夫ですが、『또는(ットヌン)』としても使えます。
왜냐하면(ウェニャハミョン):なぜなら
- 지각했다. 왜냐하면 어제 늦잠 잤으니까.(遅刻した。なぜなら昨日夜更かししたから。)
『왜냐하면』は前文の理由を表す時に使う接続詞。「왜 그런가 하면」を略した言葉です。
왜=なぜ、-냐고 하는=〜かという、-면=〜なら、という単語に分解したら理解しやすいはず。
覚えにくいけど、独特な接続詞だから一度覚えたら忘れないはず!
아니면(アニミョン):でなければ
- 약속 있어? 아니면 같이 놀자!(約束がある?そうでなければ一緒に遊ぼう!)
- 도시락도 아니고 마실 것도 아니고 면류도 아니면 뭐지?(お弁当でなく、飲み物でなく、麺類でもなければなんだろう?)
『아니면』は「AでなければB」という時に使います。
아니다=ちがう、-면=〜ならば、という簡単な単語だけど、少し使い方に悩む接続詞。
例文にある通り、文頭に持ってくることも、文中に持ってくることも可能です。文中で使う時は直訳の意味で大丈夫です。
文頭に持ってくる時は、前の文章を受けて「そうでなければ」という意味で使いますが、日本語での「そう」にあたる部分は出てきませんので注意を。
그럼(クロム):それでは
- 그럼 다음 문제로 가자.(それでは次の問題に行こう)
『그럼』は話題を変える時に使う接続詞です。日本語の「それでは」が該当します。
話題が逸れた時に、話題を元に戻すときなどに使えます。
근데(クンデ):ところで
- 근데 무슨 일이야?(ところで何の用?)
『근데』も話題を変える時に使う接続詞です。
「그런데(クロンデ)」の略語で、「근데」は口語的表現です。
「그럼」は話の軌道修正する意味で使いますが、「근데」は全く別の話題に変える時にも使えます。
まとめ:9つの接続詞を使いこなそう!
今日は9つの韓国語の接続詞を紹介しました。
どれも使用頻度は高く、また発音しやすく、聞き取りやすく、初心者でも扱いやすいものばかりを選んでいます。
接続詞 | 意味 |
---|---|
그리고(クリゴ) | それから |
그래서(クレソ) | だから |
하지만(ハジマン) | でも |
그래도(クレド) | それでも |
또(ット) | また |
왜냐하면(ウェニャハミョン) | なぜなら |
아니면(アニミョン) | でなければ |
그럼(クロム) | それでは |
근데(クンデ) | ところで |
会話のなかに接続詞を入れられると、もっともっとスムーズに会話が進むはず!