
韓国語勉強したいけど、何から手をつけていいのか……ハングル文字も難しすぎる。
って悩んでいませんか?
今ではハングル文字を読めるようになった私ですが、「韓国語を勉強しよう!」と決意し、勉強を始めた頃の私はすごく悩んでいました。
最初から教室に通うほどのお金&覚悟もなく、本やインターネットで情報を集めて、ノートに書いていました。
そんな初学者の方のために、このブログではハングル文字を読めるようになるための記事を書いていこうと思います。



全く韓国語を勉強したことがない人でもわかりやすいようにまとめています。ブックマークして、後から読み返せるようにしてください。
1. はじめに:韓国語は「文字」から始めると挫折しない
BTSやイカゲームなど、韓国カルチャーって面白いコンテンツがたくさんありますよね。
でも、「韓国語がわからないから、十分楽しめていない気がする」、「もっと韓国語を理解したい!」と思いませんか?



まずは、ハングル文字から勉強しましょう。
韓国語は、ハングル文字が初心者にとって大きなハードルです。
日本語と文法があまり変わらないので、ハングル文字が読めるようになれば、英語やフランス語より簡単に感じるはず。
今日は、そんなハングル文字を30分で読めるようになってみましょう。
2. ハングルって何?簡単な歴史と特徴


なぜ、ハングル文字は簡単だと言われているのでしょうか?
その理由は、韓国語のハングル文字はセジョン大王によって作られた人工言語だからです。
(ちなみに韓国に行くと、セジョン大王と石像が見られます。光化門に行ったら見てみて!)
昔の韓国は、中国の漢字を使っていました。
漢字はとても難しく、読み書きができるのは一部の特権階級の人たちだけ。
庶民は読み書きはできませんでした。
そこでセジョン大王は「誰でも読み書きできる文字」を作ろうと、ハングル文字を作りました。
ハングル文字は、子音と母音の組み合わせでできる表音文字で、発音と文字の関係がわかりやすいのが特徴。



例えば、韓国語の「가(カ)」は、ㄱ(k)+ㅏ(a)という部品の組み合わせでできています。
子音や母音の形を覚えるのは大変ですが、仕組みを理解できれば、調べながら発音できるようになります。
私もなかなか最初は覚えられず、何度もハングル文字を調べて、1人でぶつぶつと発音していました。
何回も調べて読んでを繰り返すうちに、いつの間にか読めるようになりました。
語学は筋トレと言われていて、諦めずに何度も繰り返すことが大事です。
3. ハングルの構造をざっくり理解しよう
ハングル文字の作り方は、2パターンあります。
ブロックを組み立てる感覚で覚えていきましょう。
3-1. 子音(자음)+母音(모음)で作るパターン


一番簡単なパターンがこちら。
子音と母音を組み合わせて音を作ります。
いくつか例を見てみましょう。
- ㄱ (k/g) + ㅏ (a) = 가 (ga)
- ㄴ (n) + ㅏ (a) = 나 (na)
- ㄷ (d/t) + ㅏ (a) = 다 (da)
- ㅁ (m) + ㅏ (a) = 마 (ma)
ポイントは、子音は必ず左側に、母音は右側にくることです。
また、子音が上側、母音が下側というパターンもあります。
これは縦型の母音(ㅗ、ㅜ、ㅡなど)を使うときによく見られます。
- ㅂ (b/p) + ㅜ (u) = 부 (bu)
- ㅁ (m) + ㅗ (o) = 모 (mo)
- ㅅ (s) + ㅡ (eu) = 스 (seu)



ㅂは発音がbとpの両方あるのはなぜ?



ㅂは単語の先頭に来るとp、語中にくると濁ってbになります。今は、濁音がついたりつかなかったりするんだなぁ、という認識でOK。
- 子音は左/上側、母音は右/下側につく。
- 母音の形によって、母音が右につくのか下につくのかが決まる
3-2. 子音(자음)+母音(모음)+パッチム(받침)で作るパターン


次に、パッチム(받침)がついたパターンも覚えていきましょう。
パッチムとは、文字ブロックの中で、一番下にくる子音(終声)をさします。
つまり、「子音+母音+子音」の順番で読みます。



日本語では、子音で終わる単語がないので、ちょっと難しいかも。理解しようとせず、そういうものとして覚えた方が早いです。
例を見てみましょう。
- 강(kang) → ㄱ(k)が最初の子音、ㅏ(a)が母音、ㅇ(ng)がパッチム
- 밥(bap) → ㅂ(b)が最初の子音、ㅏ(a)が母音、ㅂ(p)がパッチム
- 몸(mom) → ㅁ (m)が最初の子音、ㅗ (o)が母音、ㅁ(m) がパッチム
パッチムは、発音や文法に影響があるのですが、ここではあまり深く考えないでおきましょう。
一度に色々と覚えるのは、勉強が嫌になってしまう可能性があるから。
- パッチムは最後の子音の発音である。
- 文法や発音に関係するもの。(今後詳しく覚える!)
4. 実際にハングルの単語を読んでみよう
次に、今日習った子音+母音を使った簡単な単語を7個紹介します。
ひとつずつ書いて読んでみましょう。



どれも頻出の単語なので、丸暗記して損なしです!
単語 | 発音 | 意味 |
---|---|---|
나 | ㄴ(n)+ㅏ(a) | 私 |
너 | ㄴ(n)+ㅓ(eo) | あなた、君(親しい間柄で) |
우리 | 우(u)-ㄹ(r)+ㅣ(i9) | 私たち |
아기 | 아(a)-ㄱ(g)+ㅣ(i) | 赤ちゃん |
아니 | 아(a)-ㄴ(n) +ㅣ(i) | いいえ |
가요 | ㄱ(g)+ㅏ(a)-요(yo) | 行きます(丁寧な表現) |
어디 | 어(eo)-ㄷ(d)+ㅣ(i) | どこ? |



なぜ、아はaで、우はuなの?子音はないの?



子音ㅇは音がなく、母音だけ発音するからです。
5.今日はここまで!ハングルが読める未来を想像してみよう。



今日の勉強はここまでです。ハングル文字がどういう成り立ちになっているかが理解できましたでしょうか?
ここからは韓国語のモチベーションを高めるために、韓国語を話せる未来を想像してみましょう。
私も初学者の頃、何度も勉強した後の自分を想像して、期待に胸を膨らませていました。



ところで、韓国語を勉強するメリットはない?ハングルを読めても意味ないと思いますか?
英語を勉強していると褒められるのに、なぜか韓国語を勉強していると周りから馬鹿にされるという現象があります。
おそらく韓国語を勉強している人は「なんで韓国語なんか勉強しているの?」と、一度は小馬鹿にされたことがあるはず。
私は、韓国語を読んだり聞いたりできるようになってから、より韓国カルチャーを楽しめるようになりました。
K-POPは、歌詞を見なくてもなんとなく意味がわかって、ドラマのセリフも聞き取れるようになります。
さらに、韓国旅行に行ったら、現地の人と韓国語でコミュニケーションをとることもできます。
ハングル文字を読めると、お店のメニューも読めるようになって、好きなものを注文することだってできます。
確かに韓国語ができても、お金や仕事にはならないかもしれません。
でも、少なくとも人生を豊かにはしてくれます。
韓国語の勉強は、十分挑戦する価値のあることだと思います。
6. この講座の進め方とゴール
この講座は一応、シリーズものにする予定です。(更新は不定期かもしれませんが。
- 母音と子音を1ステップずつ紹介
- 実際に手を動かして覚えていく(次回から練習プリントを配布します。プリントアウトして勉強してみて。)
- 最終的に「音と形が結びついて、ハングル文字が読める」状態になることが目標
- 毎回30分以内で読める構成に(忙しい社会人や学生さんも大歓迎!)



私と一緒に韓国語ができる未来を目指して頑張りましょう〜!記事更新はXでお知らせするので、よければフォローお願いします。
7. 次回予告:母音ってこんなにシンプル!
次は「基本母音」からスタートします(ㅏㅑㅓㅕなど)。
いよいよ実際にハングル文字の形を学んでいきます。
楽しみにしててくださいね!
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