私はちょうど2年前、2018年春に韓国語の勉強を始めました。
理由は、育休中にハマったBTSの番組「走れバンタン」を見たかったから。
その数ヶ月前に娘を産んだばかりで育休中でした。家事・育児と忙しくはありましたが、娘はよく寝てくれる赤ちゃんで昼間の2〜3時間は自由時間がありました。その時間を使って、韓国語の勉強をしようと決意。
それまでKpopも韓流ドラマも全く興味のなかった私にとって、韓国語は未知の世界。ハングルは母音と子音で成り立っているらしい程度の知識しかなく、知ってる単語は「アニョハセヨ」「カムサハムニダ」。それでも当時の私はやる気で燃えていました。
ちなみにBTSは秒速でペン卒して、MonstaXにハマっていました。
その後、現在に至るまで私の韓国語のモチベーションはMonstaX。
韓国語を勉強するからには検定合格が目標!
昔から結果が目に見えて出ないとやる気を無くすタイプでした。
だから最初から検定試験合格を目標として掲げていました。もちろん、大きな目標としては「韓国語が話せて、テレビとかも不自由なく見れること」があるけど、あまりにも道のりが長いので、途中途中でチェックポイントを設けるために検定試験を最初の目標に。
何級受ける?受けるなら3級!
最初に何級を受験するか悩みました。5級は飛ばしてもいいかな?と思っていたので、4級か3級で悩みました。でも4級だとまだまだ初心者、3級だったら少し韓国語できます!ってアピールできる程度かな、と思って3級に決定!
この時点ではまだハングル文字すら、まともに読めない状態。笑。
育休1年間しか勉強時間を取れるときはない!と思って、生き急いでいました。
私のタイムスケジュール
ちなみに私の計画したタイムスケジュールは下記の通り。今思うとめっちゃ無謀(笑)
2018年5月 | 韓国語勉強開始 |
2018年6〜8月ごろ | 文法問題集1冊解き終える |
2018年8〜11月 | 対策本を解きつつ、ひたすら単語帳 |
2018年11月 | ハングル検定試験当日 |
検定に合格するために準備。
ハン検を受けることにしたら、次は勉強準備。効率的に勉強するために何が必要かを考えて準備に取り掛かりました。
とりあえず教材を揃えよう。
手元に何もなかったので、とりあえず教材を揃えることに。育休中であまり自由なお金も時間もなかった私は独学一択。最小限の教材で頑張ろうと決意。具体的に買ったのは次の通り。
- 入門書1冊
- 文法書1冊
- 単語帳1冊
- 対策本1冊
入門書でハングル文字を覚える
まずこの入門書でハングル文字を覚えました。この工程は楽しかった。今まで記号だと思っていたハングル文字の成り立ちがわかって、どんどん記号が文字になっていく。覚えるのは大変だったけど、それよりも断然楽しさが優っていました。
「推しの名前が読める!」そんなしょうもないことにいちいち感動して、だんだんと韓国語にのめり込んでいっていました。
文法問題事項を覚えよう
英語でも文法から勉強したし、とりあえず問題を解いて韓国語を覚えよう!
と、考えた私は文法問題集を1冊買いました。
たくさん解説が書いてあっても全然頭のなかに入ってこないので、とにかく練習問題がたくさんあって実践練習できるやつ。そして、1冊でボリュームがあって買い足さなくていいやつと思って選びました。
少し高い教材だけど、この本には絶大な信頼を置いてます。あれこれ考える前にとにかくこの本一冊解き終われ!の精神で進めていきました。一冊やり込めば必ず実力がついてくる。ハムニダ体から始まり、韓国語の基礎はこの本に全て教えてもらいました。
本当に超絶真面目な本です。最後まで解き終わるには、それなりの労力と時間がかかりました。毎日2時間は最低でも勉強したし、手が痛くなるほどハングル文字を書きました。
でもそのくらいやると少し自信もついてきて、ちょっとずつ韓国語が読める!という状態になってきます。ちなみに1冊解き終えるのに2.5ヶ月くらいかかりました。
もっともっと韓国語を知りたい!と、問題を解くのは苦じゃありませんでした。
とりあえず単語帳はいるよね?
検定を受けるなら単語帳は必要だなと思って、最初からハングル検定に合わせた単語帳を購入していました。私は本当に初心者だったので、4・5級向けの単語帳と3級向けの単語帳の2冊使い!
私は単語の勉強を後回しにしていました。文構造を覚えて、文章を読めることに重きを置きすぎていました。最初から文法書と並行して、単語は覚えるべきだったのに。
後にハン検対策の問題集を開いてびっくり。単語が難しくて読めない!って事態に陥ります。英語だったら初心者でもなんとなく単語がわかったりしますよね。アップルとかデスクとか、割と日常に英語が溢れています。
でも韓国語はどうでしょう。りんごは「사과(サグァ)」、机は「책상(チェクサン)」。勉強していなかったら、全然知らない単語ですよね?
聞き慣れない単語に見慣れない文字。韓国語の単語を覚えるには、英単語を覚える倍以上時間がかかると思っていて間違いないです。
対策本も購入
ハン検受験をするので、どんな問題形式なのか、どういったレベルの問題が出るのか確認するために対策本を購入しました。文法書を一冊解き終えたあとに、これを解き出します。
そして気づきます。
単語がわからないから読解は解けないし、
リスニングも疎かにしていたから聞き取れない。
この時は本当に絶望でした(笑)ハン検のレベル感も知らず、受験級を決めたことを後悔していました。
しかし時既におそし。もう受験申し込みを終えていたため、受験級の変更もできず3級を受験するしか道は残されていませんでした。そしてこの時点で既に落ちるであろうことがわかってしまいました。
この時点からリスニングと単語に注力すれば、4級なら合格を狙えたと思う。
3級にはおそらく受からない!でもどうする?!
諦めの悪い私は、それでも3級を諦めていませんでした。
残された時間(2ヶ月ほど)でひたすら単語を覚え、単語帳の付属CDを聞いて、韓国語独特のイントネーションに慣れていきました。
くる日もくる日も単語単語単語・・・もうハングルのゲシュタルト崩壊*が起こっていました。(*ハングルを長い間,繰り返し見続けていると,文字としての形態的なまとまりがなくなって,各部分がバラバラに知覚されたり,その文字がいったいどんな文字であったかわからなくなってしまう現象。)
リスニングも韓国語は英語と違って馴染みがない音なので、聴けるようになるまで一定期間トレーニングが必要。ある日いきなりなんか聴けるようになる。
ハングル文字ってだんだん全部同じに見えてくるんだよね。
試験当日
当日はもちろん会場に行って、受験してきました。ほんの微かな希望にかけて。
リスニングもちょっとは聞き取れるようになってたけど、やはり大部分は聞き取れず。読解は初めて対策本を解いた時よりは解けるようになっていました。それでもわからない単語が多々あり。
「これが正解だ!」って選択肢を選ぶのではなく、「これは間違っている、これも間違っている・・・」と消去法で選択肢を選んでいました。
同じ不合格でも1点でも点数が取れるように。
結果発表
試験終了し、当日夕方か次の日にハン検のウェブページで解答が公表されます。受験生は問題冊子を持って帰って良いので、冊子に答えを書き込んでいて、それと解答を見比べて自己採点します。
結果は48点。60点合格なので、12点マイナス。
わかっていたけど、実際落ちると悲しい。
振り返り:ハン検は受けてよかった!
そんなこんなで私の初めてのハン検受験は終えてしまいました。
落ちてしまったけれど、ここまで振り返ってきて『ハン検を受けてよかった!』と心から思います。なぜなら・・・
- 目標があったから、毎日勉強を続けられた。
- 初級者で覚える事項を一気に終わらせることができた。
- 独学では文法ばかり特化して勉強していたけど、単語・リスニングの重要性に気づかせてくれた。
- 3級を落ちたことで、次は絶対3級に合格するという目標ができた。
その次の年は育休から職場復帰したこともあって、うまく勉強できなかったけど、韓国語3年目の今年もう一度チャレンジします!
ハン検受ける人、みんなファイティン!